リラクゼーションサロン開業にはどんな準備が必要？レンタルサロンを活用した成功のポイントを解説
記事の監修石川博幸(いしかわひろゆき)
2020年からレンタルスペース業界に参入、レンタルスタジオとレンタルサロンの運営を開始。
2024年には民泊事業も展開、運営開始。
お客様対応、清掃などに力を入れておりお客様より評価の声を多数いただいております。
現在では、レンタルスタジオ1店舗、レンタルサロン2店舗、民泊1店舗の運営をしており、今後はノウハウの展開などにも力を入れていく予定。
リラクゼーションサロンの開業には、どのような準備が必要なのでしょうか。この記事では、リラクゼーションサロンを開業するメリットや準備、成功のポイント。
そして、リラクゼーションサロン開業の強い味方となるレンタルサロンについて解説します。
リラクゼーションサロンを開業するメリット
個人でリラクゼーションサロンを開業すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
事業の方向性を自由に決められる
自分の手でリラクゼーションサロンを開業すれば、事業の方向性を自由に決められます。他の人が作ったサロンにエステティシャンとして雇用される場合、必ずしも自分のやりたいことと業務内容が一致するとは限りません。
事業の方向性は事業責任者によって決められるため、従業員はそれに沿って業務を遂行する必要があるからです。対して、リラクゼーションサロンを開業して自分が事業責任者になった場合、方向性や業務内容をある程度好きに決められます。
売上や利益といった要因は無視できませんが、雇用される場合に比べると自由度が増すでしょう。
自分に合った働き方を構築できる
リラクゼーションサロンを開業することで、自分に合った働き方を模索できます。他の人が作ったサロンで働く場合、業務時間や場所、条件などが細かく決められていることが多いのではないでしょうか。
それによるメリットもありますが、必ずしも条件が自分に合っているとは限りません。人には、それぞれ適切な労務スタイルや業務遂行方法があるからです。
サロンを開業し自分に合った働き方を構築すれば、自分に合った顧客を見つけられるかもしれません。彼らをメイン顧客に据えられれば、充実感を得つつ顧客満足度の最大化も目指せるわけです。
顧客からのフィードバックをダイレクトに感じられる
リラクゼーションサロンを開業し運営すれば、顧客からのフィードバックを直に感じられます。他のサロンで働いていても、顧客からの御礼やクレームを頂くことはあるでしょう。
しかし、サロン運営に携わると数字やデータからもさまざまな反応を得られます。顧客がどういったメニューをどれくらいの頻度でオーダーするかなど、言葉だけでは分からない本質的なニーズに触れることも可能です。
時に厳しい糧となることもあるかもしれません。しかし、良い反応も悪い反応も直に得ることで、サロンの運営に一層熱が入るのではないでしょうか。
リラクゼーションサロン開業の準備
では次に、リラクゼーションサロン開業の準備について解説します。リラクゼーションサロンの開業には、どのような手順が必要なのでしょうか。
大まかな計画を立てる
まず挙げられるのは、大まかな計画を立てることです。事業運営は航海に例えられることも多く、船が海を進むには方向が明確でないといけません。
大まかな計画を立てることで、事業が進む方向の指針になります。時にはそこから逸れることもあるかもしれませんが、指針があることで進むべき方向にいち早く戻れるわけです。
資金や物件を準備する
リラクゼーションサロンの開業には、サービスを提供するためのスペースやそれらに拠出するための資金が必要です。一般的にテナント物件を構えるやり方が多いですが、自宅で開業するといった手もあります。
また、資金の調達に関しても自己資金のみで賄うのか、それとも第三者に借りるのかといった選択もあるでしょう。物件と同様どちらもメリットとデメリットがあるため、自分にあったものを選ぶことが大事です。
小規模事業であれば、自己資金や返済扶養の助成金などで賄うのがよいかもしれません。金融機関などから借り入れを行うと、元金に加えて利子分も返すことが求められるからです。
集客を考える
事業は売上や利益がないと存続が難しくなってしまうため、どのような形で集客を行うかが大事なポイントです。何もせずとも顧客がひっきりなしに来店するようなことはまずありません。そのため、どのようなサービスをどのような人にどのように届けるのかをしっかり考える必要があります。
簡単なことではありませんが、リラクゼーションサロンの安定的な運営には避けて通れないでしょう。とはいえ、硬直的に考えても良いアイデアは出ないので、自分に合ったストレスの少ない集客方法を模索してはいかがでしょうか。
リラクゼーションサロン開業を成功に導くポイント
続けて、リラクゼーションサロン開業を成功に導くポイントをいくつかご紹介します。
現実的なプランを立てる
まず挙げられるのは、現実的なプランを立てることです。リラクゼーションサロン開業に当たっては大まかな計画や集客について考える必要がありますが、いずれも非現実的なプランにならないよう気をつける必要があります。
プランは、実行できる範囲のものでないと意味がありません。いくら素晴らしいアイデアでも、形にならなければ意味がないのと同じです。
その上で、シンプルであればなお好ましいでしょう。現実的かつシンプルなプランは実行が容易であり、上手くいかなかった際にも要因を分析しやすいからです。
集客を工夫する
集客は大事ですが、一般的なやり方に終始していると結果が出づらいかもしれません。王道的な手法によるメリットもあるのですが、誰もが考えつくため既に激しい競争が起きている可能性があります。
たとえば「チラシを撒いて集客する」などが挙げられるでしょう。ポスティングは、リラクゼーションサロンだけでなくあらゆる業種で行われている集客手法です。そのため、労力に対して効果が薄いことが予想されます。
もちろん上手くいく場合もあるため、一概には言えません。しかしそのようなケースではチラシそのものや配布方法に一工夫加えるなど、何かしら差別化を図っていることも多いでしょう。
コストを削減する
コストを削減することで、事業基盤の安定化が見込めます。事業を継続するには利益を出す必要があるわけですが、利益は大まかに「収入ーコスト」で求められるからです。
利益を出すには、収入を増やすかコストを下げればいいわけです。収入に関しては時の運などが多分に含まれるため、自助努力だけではどうにもならないことも多いでしょう。
一方、コスト削減は自助努力のみで成り立つ面が大きいです。程度問題ではありますが、自分のやったことが報われやすいという点ではコスト削減に軍配が上がります。
ただ、コスト削減はどれだけ頑張っても効果に制限があります。経費が物理的にゼロ未満になることはないからです。
対して、収入増には物理的な制限がありません。両者をバランスよく達成することが、リラクゼーションサロン成功のポイントと言えるでしょう。
コスト削減に役立つ「レンタルサロン」について
リラクゼーションサロン開業の強い味方となるのが「レンタルサロン」です。レンタルサロンとは、どのようなサービスなのでしょうか。
時間あたりの利用料を支払うことで使えるサロンスペース
レンタルサロンは、時間あたりの利用料を支払うことで借りられるサロンスペースです。時間単位でスペースを借りられるサービスとして「カラオケBOX」や「コワーキングスペース」などがありますが、ああいったもののサロン版という感じです。
「時間あたりの利用料を支払うことで使える」のが、レンタルサロンの大きなメリットです。費用を限定的にすることで、事業運営におけるさまざまなリスクを減らせるからです。
多くの面でリラクゼーション事業の柔軟性や持続性を高められる
レンタルサロンを活用すれば、事業運営の柔軟性や持続性を高められます。レンタルサロンを使えば、事業にかかるコストが限定的になるからです。
レンタルサロンではなく、自分でテナント物件を用意したケースで考えてみましょう。この場合、サロン事業が好調であっても不調であっても毎月一定の家賃がかかります。
家賃をペイできるだけの売上があればよいのですが、そうでない場合は赤字を覚悟する必要があります。赤字が続けば事業の存続が難しくなり、廃業も視野に入るでしょう。
レンタルサロンを使って費用を限定的にすることで、赤字になるリスクを削減できます。それにより、息の長い事業体制を構築しやすくなるわけです。
さまざまな場所で運営されてることによるメリットも
レンタルサロンの多くは、ターミナル駅の近くなど利便性の高い場所で運営されています。エステティシャンがレンタルサロンでサービスを提供する以上、本人および顧客が来店しやすい場所にあることが求められるからです。
レンタルサロンはさまざまな地域で運営されているため、探せば意外なところで見つかるかもしれません。基本的に利便性の高い場所の方が都合がよいですが、稀にそうでないこともあるのではないでしょうか。
もし自身がそうである場合、広く探すのも手かもしれません。
レンタルサロンをリラクゼーションサロン開業に有効活用するには
次に、レンタルサロンを有効活用する具体的な方法をいくつかご紹介します。
レンタルサロン利用料を考慮して料金を設定しよう
レンタルサロン利用料を考慮してサービス料金を設定すれば、赤字になるリスクを大きく削減できます。他の要因で赤字になる可能性はありますが、少なくとも地代家賃における赤字は回避できるでしょう。
レンタルサロンは使った分だけ料金がかかります。すなわち、顧客によるリラクゼーションサロンの利用が行われない場合はレンタルサロン利用料もかからないわけです。
売上が少ないのは好ましいことではありませんが、レンタルサロン利用料は少なくなります。両者が連動するかぎり、レンタルサロン利用料が事業収支を圧迫する可能性は低いでしょう。
集客範囲を広げてみよう
集客範囲を広げれば、自分のサービスを必要とする顧客を見つけやすくなるかもしれません。集客範囲を広げれば、それだけアプローチできる人の数が増えるからです。
レンタルサロンはさまざまな場所で運営されているため、フットワークを広げやすいのが特徴です。自分が行ける範囲にはなりますが、特定の地域に縛られないことがメリットになるシーンもあるでしょう。
ただ、あまりに範囲を広げすぎるのは考えものです。遠方に赴くほど交通費も時間も労力もかかり、収支や自身のコンディションに悪影響を与える恐れがあるからです。
無理のあるプランを継続するのは困難です。さまざまな面を考慮し、バランスのとれたリラクゼーションサロン運営を目指しましょう。
複数のレンタルサロンを横断的に活用するのも手
慣れてきたら、複数のレンタルサロンを横断的に活用するのも手です。複数のレンタルサロンを横断的に活用すれば、下記のようなメリットがあるでしょう。
- 各レンタルサロンの特徴を掴める
- 自分や顧客に合ったレンタルサロンを探せる
- 予約が空いてなくてもすぐに次をあたれる
色んなレンタルサロンを使うことで、それぞれの特徴を掴むことができます。レンタルサロンはそれぞれ場所や料金、設備に規約が異なるため、自分や顧客に合ったところを見つけやすくなるでしょう。
また、複数のレンタルサロンを普段使いしていれば、あるレンタルサロンで予約が取れなくともすぐに次をあたることができます。顧客の時間的な要望に応えやすくなり、満足度の向上が見込めるのではないでしょうか。
まとめ
リラクゼーションサロンの開業を成功に導くには、現実的かつシンプルなプランやコスト削減が有効です。レンタルサロンを使いコストを必要最低限に抑えることで、持続的な運営が見込めるでしょう。
レンタルサロンBlancoでは、駅から徒歩1分の好立地にあるサロンを24時間オンライン予約可能です。利用にあたっては登録料や初期費用はかからず、時間料金だけで利用可能です。
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